海外事業実績|2025年5月 国際協力事業 フィリピン・セブ島

2024年8月、ドリーム・サステナビリティ・ジャパン副代表理事が、語学研修のために訪れたフィリピン・セブ島において、自発的に地域ボランティア活動を実施しました。本活動は、語学学校が休校となる週末を活用し、現地のコミュニティセンターと直接連絡を取り合いながら、自らの手で計画・交渉・実施までを行ったものであり、当団体の理念である「自ら動き、世界に学び、社会に還元する」姿勢を体現した取り組みとなりました。

活動の舞台となったのは、セブ島の住宅地にある地域コミュニティセンター。地元の子どもたちや保護者が集い、学びや遊び、炊き出しプログラム(Feeding Program)などを通じて支え合う、温かな場所です。センター長のAdi氏のご厚意により、当日は約30名の子どもたちとの交流の機会をいただきました。

年齢層は3歳から15歳までと幅広く、交流は終日、笑顔と活気にあふれていました。バスケットボールやバレーボール、サッカー、かくれんぼといった遊びから、現地で教えられている柔術(ブラジリアン柔術)にも参加するなど、文字通り子どもたちと体当たりで関わりました。ときには子ども同士の小さな衝突もありましたが、年長の子どもが仲裁に入るなど、コミュニティセンターが子どもたちにとって「小さな社会」の役割を果たしていることが垣間見えました。

エアコンのない環境でも、裸足でも、子どもたちは生き生きと遊び、好奇心と笑顔にあふれていました。副代表理事はこの経験を通して、「どんな環境であっても、子どもたちは関わり合いの中で社会性を育み、学んでいる」と強く実感したと語っています。

今回の活動では、直接的な教育支援や物資提供は行いませんでしたが、交流そのものが両者にとって貴重な学びとなり、今後の国際協力事業に活かすべき多くの示唆を得る機会となりました。副代表理事は、「今度はDSJPの仲間たちとともにこの地を再訪し、日本の文化を伝えたり、より継続的な支援を行っていきたい」と語っています。

本活動は短期的な滞在であっても、現地の人々と心を通わせ、草の根レベルの交流と協力を築くことができるという一例です。ドリーム・サステナビリティ・ジャパンは、今後もこのような自主的・創造的な活動を尊重し、メンバーの挑戦を組織的な価値として高めながら、国内外での国際協力・教育支援事業を発展させてまいります。

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